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大手電子部品メーカーの工場では、国内外の携帯電話メーカー向けの積層コンデンサ、チップインダクタの製造ラインを請負い、日産200,000K強にも上る生産に携わっています。取り扱う製品は縦コンマミリ単位の非常に小さいもので、今後は更に小型化された規格の実用化が予定されています。その取扱いには繊細な技量が要求され、生産拠点の海外移転が困難な先進分野の最前線で日本ケイテムの製造社員が「日本品質」の一翼を担う役割を果たしています。

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日本初、請負ライン ISO9001:2008を認証取得

お客様からの品質に対する要求に応えるべく、直接作業者の数に応じた間接の監督者を配した組織体制の管理下で、日々の作りこみと出来栄え確認により、ユーザーに信頼される製品提供を実現しています。生産活動を通して形成された当製作所の品質マネジメントシステムは、製造請負ラインとしてISO9001:2008をB・V・J社より認証登録され、製造社員の監査対応の負荷軽減へも寄与しています。

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品質維持を実現する人材育成システム

取り扱う製品の特性故に、生産に従事する製造社員にはクライアント社員様と同等の技量が求められますが、新入社員(未経験者)に対する教育訓練と既存製造社員に対する品質啓蒙活動を両軸として、会社の財産である人材育成に注力しています。またOHSAS18001の要求事項に則した労働安全衛生マネジメントシステムを継続的、かつ自主的に運用し、安全な職場環境整備を全員参加で行っています。

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正社員雇用まで踏み込んだ人材定着の取り組み

モバイル関連商品の受注状況はキャリア間・メーカー間でのシェア競争、為替レートや季節トレンドに左右され、増減の時期・振り幅ともに予測が困難です。作業者に高いスキルが求められる分野においては、減産期に人員調整を行うことは蓄積されたノウハウの流出を意味し、増産期の垂直立上げが困難になる点で大きな損失となります。日本ケイテムでは製造社員の正社員化を進めることにより、雇用の安定とキャリアパスを提供する一方で製造社員自身の成長と成果に繋げています。生産の調整弁としての従来型の非正規雇用モデルから脱することは、昨今の雇用形態に関する法改正の動向とも整合し、人材の確保という点でお客様にとっても有益と考えた取り組みです。